ひとりぼっち

授業準備の仕事

本来なら2人で行うものだった

だけど、あの子はやる気配がなかった

だから、自分がやった

 

そしたら褒められた

優しいって

 

グループ活動があった

何も意見を聞かれなかった

言おうとしない自分が悪かったのかな

もう発言することをやめてしまった

 

授業で劇をすることがあった

台本はほぼ丸投げされた

確かに台本作ること出来た

皆は道具作りをしてくれた

なのになんでだろう

すごいひとりぼっちに感じていた

 

また劇をすることがあった

今度は台本だけでなく音源もやることになった

みんなにまだ出来ないのか

そんな風に言われた

少しでもいいものにしたくて

少しでも演技をしやすいものにしたくて

練習しながらも音源を調整したりしていた

でも、音源が上手く流れなかったりしてその度に自分のせいでと感じた

台本も少しでもわかりやすいものにしようとした

みんなの要望にもできる限り答えていた

少しでも良いものに出来ればと

でも、なんだろうな

ひとりぼっちに感じていた

 

褒められた

音源も台本もみんな作ってくれたんだよと

係の仕事も自分からやってくれていたんだと

でもなんだろう

嬉しいと思えなかった

あの子がやらないから自分がやった

自分が作れるから作った

ただそれだけ